今しがた急に雲行きが怪しくなり、強い雨音が聞こえた。
早速バルコンに出て雨音を味わう。
ひょっとすると出会えるかもしれないという淡い期待を抱きながら。
すると、どうだろう。
ほどなくその姿が現れた。
素直なアルカンシエルだ。
数分後には姿を消し、しばらくすると雨が止む。
そして何もなかったように青空が再び顔を出した。
その時、中庭から子供の大きな声が上がってくる。
腹の底から何かを言っている。
こういう突き抜けた子供の声は日本ではあまり聞くことがなかった。
なぜか気分も晴れる。
ところでアルカンシエル、あなたは何を言いたかったのですか。
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