第4回 「科学から人間を考える」 試みの簡単なまとめを以下のサイトに掲載しました
参加された皆様からいただいた貴重なコメントが中心になっています
興味をお持ちの方はこちらのサイトをご覧いただければ幸いです
よろしくお願いいたします
« Le hasard n'existe pas, il n'y a que des rendez-vous » (Paul Éluard)
「偶然は存在しない。あるのは約束された出遭いだけだ」(ポール・エリュアール)
今回は、哲学と科学との交わりが特に強い領域について考えることにしました。19世紀末、ドイツの生理学者エミール・デュ・ボワ・レイモンは世界の9つの謎を挙げ、その中の3つに関しては人間はこれからも知ることはないだろうとの考えを発表しました。その中の一つに意識の問題が含まれています。脳内の物質の物理化学的変化から非物質である精神活動がどのようにして現れるのか。歴史的にはデカルトが明確に分けた空間を占める物質としての身体・脳 (延長実体)とそれとは重ならない非物質としての精神・心(思惟実体)との関係は、一体どのように考えられてきたのだろうか。最新の科学の成果と合わせて考える予定です。