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mardi 29 décembre 2015

次回のSHEとPAWLのご案内



長い間中断されていました会を、以下の要領で開催することに致しました

興味をお持ちの方の参加をお待ちしております


第1回サイファイ・カフェSHE札幌

2016年3月2日(水) 、18:30~20:30
科学にとっての哲学、哲学にとっての科学
札幌カフェ
案内ポスター


 第3回カフェフィロPAWL 

2016年3月8日(火) 、18:20~20:00
エピクテトスの人生と哲学
恵比寿カルフール
案内ポスター

第9回サイファイ・カフェSHE
2016年3月10日(木)、11日(金) 、18:20~20:00
科学と宗教:オーギュスト・コントの場合
 恵比寿カルフール
案内ポスター


皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします




mardi 22 septembre 2015

フリーマン・ダイソンさんの大学観からサイファイ研の未来へ



最近、日本では国立大学の文系学部の廃止が話題になっていると聞く。激しい批判の矢面に立たされた文科省は、「廃止」という強い言葉を使ったのは真意では なかったという言い訳をしているようだが、方向性には変わりはないのだろう。すべての出来事には原因がある。このような状況になったのは、大学文系の方にも問題があるという指摘には一理ある。

科学から文系に入り最初に気付いたことは、誤解を恐れずに言えば、「こと」が日本国内のヒエラルキーの下に動いているように見え、論文も外国語で書かれることは少なく、学問が持っている普遍的な判断の下に自らを置いていないのではないかということであった。以前、哲学科の先生が自らの存在意義を問われ、答えに窮する場面を見たことがある。今のような状況では、それも当然なのではないかという思いも湧いてくる。

知性や教養に対する蔑視が言われて久しい。これも常に指摘されているが、テレビなども惨憺たる有様で、刺激に反応するだけの空間が展開していて、思考が誘発されることは稀である。なぜこのような状態になったのか。もう7年前になるが、参考になると思った一つの見方をウィキに見つけた。その主はイギリス生まれのアメリカ人理論物理学者フリーマン・ダイソンさん(1923- )で、イギリスの大学について次のような見方を表明している。
「ケンブリッジ大学に溢れる憂鬱な悲観論は、イギリスの階級制度の結果であるというのがわたしの見方である。イギリスにはこれまで二つの激しく対立する中流階級があった。一つはアカデミックな(大学人、学問を重視する)中流であり、他方はコマーシャルな(商業中心の)中流である。19世紀にはアカデミックな中流が権力と地位を勝ち得ていた。わたしはアカデミックな中流階級の子供として、コマーシャルな中流階級を嫌悪と軽蔑をもって見ることを覚えた。それからマーガレット・サッチャーが権力を得たが、これはコマーシャル中流階級の復讐でもあった。大学人はその力と威信を失い、商業人がその地位を奪い取った。大学人はサッチャーを決して許すことはなかったし、それ以来大学人は悲観的になったのである」
同様のことが日本でも起こり、大学が経済に敗れたと言えそうである。最早、その根は深いところまで張っている。大学法人化が行われようとした時、大学人の反応は極めて鈍かった。何かの出来事が起こった時、そこに忠実に向き合い、その本質を明らかにしようとして論じ合うという態度にわれわれは乏しい。これからはそのシステムで育った人間が多数を占めるようになる。そうなれば、さらなる先鋭化の道を選択する可能性もある。今回の動きも多くの人はそれほどの違和感を持たずに受け止めているのかもしれない。本来は自由人であるべき大学人が事務官のような頭の使い方しかできなくなっているとすれば、多くを期待できな いだろう。

ただ、人文知がなくなるわけではない。それはいつでも手に入るところにある。もし大学にその場がなくなるのであれば、われわれが自らやればよいだけの話である。サイファイ研の活動をそのような枠組みで捉えると、やりようによっては結構面白いものになるのではないか。そんな期待感が生まれてくる。





vendredi 18 septembre 2015

SHEとPAWLのお知らせ、そして虹が架かる



次回のサイファイ・カフェSHEとカフェフィロPAWLを夏以降に予定していました

しかし、主宰者の都合により年内の開催は難しくなりました

今のところ、来年3月初旬の開催を予定しています

また、今回から札幌においてもSHEを開くことにしました

詳細が決まり次第、この場に掲載する予定です

お近くの方に情報を拡散していただければ幸いです

ご理解、ご支援のほど、よろしくお願いいたします





夕方、雨が降り始め、少し日の光が差したところで虹が現れてくれた

久し振りに空全体を架ける虹となった

そのかそけき姿が何とも言えない

どこかに向けての希望の橋であることを願いたいものである





mardi 28 octobre 2014

第2回 生き方としての哲学を語る 「カフェフィロ PAWL」 のご案内




第2回カフェフィロ PAWLを以下の要領で開催いたします

PAWLは "Philosophy As a Way of Life" の略で、「生き方としての哲学」 を表しています

案内ポスター

テーマ: 「エピクロス: その物理学、哲学、生き方」

日時: 2014年11月21日(金) 18:20~20:00
 
哲学には、大きく二つの流れがあるように見えます。一つは、大学でやられている哲学 で、体系の構築を目指す哲学です。これに対して、自己の創造や人生を一つの芸術作品にしようとするような生きることに直結する哲学があります。カフェフィ ロPAWLは、長い間劣勢にあった後者の流れの中を歩む予定です。当面の間、生きることに関わる哲学を展開した哲学者の歩みを振り返りながら、そこで問題 にされたテーマをわれわれ自身に引き付けて考え、語り合うことを中心に据えることにしました。このような営みの中で、われわれの生き方に新しい風を吹き込 み、人間存在そのものに対する理解を深めることができれば素晴らしいと思っています。
第2回のPAWLでは、古代ギリシャのエピクロス(341 BC - 270 BC)を取り上げ、その科学と哲学、さらに生き方について語り合う予定です。エピクロスの自然科学によると、この世界は原子と空虚から構成され、何ものの支配も受けることなく原子は「空」の中を動き、偶然によってその動きが乱れた時に「もの・こと」が現れるとされます。彼の哲学はエピキュリアンとして現代でも誤って理解されている場合がありますが、長い間排斥された歴史があります。一体、彼の追及した快楽とはどのようなものだったのでしょうか。その点を理解すると、現代でも色褪せない彼の哲学が浮かび上がってきます。彼の科学、哲学、生き方を中心に講師が30分ほど話した後、約1時間に亘って意見交換していただき、懇親会においても継続する予定です。

定員: 約15名

会場: カルフール C会議室

Carrefour


興味をお持ちの方の参加をお待ちしております

参加を希望される方は、she.yakura@gmail.comまでご連絡いただければ幸いです

よろしくお願いいたします