lundi 25 juillet 2011

昔の研究仲間との語らい


本郷利憲、中田裕康、嶋津浩、岩崎辰夫、渡邊正孝の各先生


今夜はパリに向かう前に勤めていた研究所の皆さまとの会食があった。元所長、先輩、そして同期の方など、要するにお世話になりっぱなしだった方々との語らいになる。いつものように豊饒なる時間をたっぷりと味わい愉しむ。

今回は欧米と日本の科学や科学者のベースの違いなどが話題になった。わたしは意識的に西欧の立場を強調し、日本に欠けていると思われることをいくつか指摘した。大きなところでは、ここで何度か触れている科学精神や哲学的姿勢の乏しさを取り上げた。認識としては同意も得られたが、日本の状況を根本的に変えることに時間を要するとすれば、その是正のためには日本に合うようなやり方を工夫する必要があるのではないかとの声も聞こえた。

今やこの会は年に一度の恒例行事になった感がある。来年はどのようなことになっているのか予想もできないが、日本に帰る機会があればまたお会いして御意見を伺いたいものである。



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