vendredi 15 juillet 2011

ブードゥーを巡って



カルティエ財団のビデオを観る。


ブードゥーには宗教と普遍的文化としての哲学という二つの要素がある。
われわれがどこから来てどこにいるのか、何者なのかという根源的な問に向き合う。
哲学の背景には自然への敬意がある。
自然の原理を尊敬することしか教えない。

人生には多くの危険なことが存在する。
自然現象だけではなく、病気や死などの身体的なことが。
そこから身を守るためにいろいろな像を作り、門や室内に置く。
病気を治療する人間が現れる。
その人間には単に細かいことを知る以上の精神的なものが求められる。
自然を見据えた世界観が求められる。
それが死を迎えるまでに起こるすべての困難に対する解答を見い出すことに繋がる。

歴史を辿れば、奴隷制に対する抵抗の意味があった。
今でもブードゥーと言えば、どこか怪しげな意味合いが込められている。
これまでも差別や迫害に遭っている。
アフリカからアメリカに送られる不安の中で心の支えになったのがブードゥーだった。


ビデオを観る前と少しだけ見方が変わってきたようだ。



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