dimanche 3 juillet 2011

リブレリーで先達を発見



朝、完璧に晴れ上がった空を味わった後、外出。
先日のリブレリーで見つけた先達に当たるような方の本とともに。

その方のお名前はアラン・スタール (Alain Stahl) さん。
ホームページによると、1926年2月のお生まれなので御歳85。
本のタイトルは Science et Philosophie (科学と哲学)で、昨年出た第2版。
第1版を2004年 (78歳) に出され、84歳で改訂されたことになる。
年齢もあるので新しい著作を物するよりは処女作を深めたいと考えたようだ。

経歴を見てみると、次のようになる。
1947年に大学を出た後、化学畑の企業で仕事をされ、1987年(61歳)で退職。
1988年(62歳)から2003年(77歳)までの15年に渡って、科学と哲学について研究。
この間、1994年(68歳)にテーズを受理されている。

この本では物理学や生物学を取り上げ、哲学的な問題を論じている。
この領域を改めて学ばれた過程がそのまま表れているように感じられ、参考になる。
筆致も誠実な人柄を感じさせる丁寧なもので、好感が持てる。
折に触れて参考にさせていただきたい本になりそうである。


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