mercredi 6 avril 2011

アン・マリー・ムーランさんの 「王子の医者」 Au débat autour du livre "Le médecin du prince" d'Anne Marie Moulin



Dr. Jean-Yves Moisseron et Dr. Anne Marie Moulin


先日、前ブログAVFPで何度か触れたことのある哲学者にして医学者のアン・マリー・ムーランさんから自著をテーマにした débat があるとの紹介をいただいた。昨年出した Le médecin du prince : Voyage à travers les cultures 「王子の医者:文化を超えた旅」である。メールをいただいた後、早速手に入れ初めの方だけ読んでおく。この週末、その会に出掛けた。お店が変わると注意を引く本の種類も変わってくる。おそらく、受け取る方の状態が変わってくるのだろう。始まる前に1冊手に入れる。会はリブレリーの地下で行われ、20人ほどがベンチに座ると混み合った感じになった。

会は写真左の経済学者で中東の専門家モワスロンさんの導入で始まり、ムーランさんが自らの考えを述べた後、質疑応答となった。本の対象になっているのが、世界(アフリカ、中東、アジアなど)の王室に医者として仕える外国人で、謂わば外交官のような役割を担いながら、王室の個人的な情報にも近い存在。もともとこれらに地域に興味があり、時代も超えれているので想像力を刺激される。日本も取り上げているとのこと。ディスカッションの中に、50肩は日本的な症状だというムーランさんの言葉に少し驚く。聞き間違いではないかと思い確かめたところ、俄かには信じがたいがフランス人には肩こりはないとのこと。

コマーシャリズムを全く感じない、肩に力の入らない落ち着いた感じの良い会であった。

アン・マリー・ムーランさんを聞く (2010-09-30)
アン・マリー・ムーランさんとの対話 (2010-10-26)





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