Lucien Jerphagnon (1921-2011)
庵での瞑想というやつである
そこでこんなことに気付く
大発見ではないか と思う
この人生においてわたしが仕事をしたと言えるのは 24年ほどではないのか
大学院時代にポスドクとしてアメリカに向かった
それが仕事を始めた最初ではないかとこれまで思っていた
しかしそうだろうか
実はモラトリアムだったのではないか
すぐに社会に出て仕事をしたくなかったのではないか
7年が経ち やっと日本で仕事をする内なる必要を感じ 戻ってきたような気がする
そして そのことが忘れられず 今度は仕事を離れての隠居生活
目の前のことに追われるのではなく 遠くを見て生きていきたい人なのか
このわたしは仕事をしたくない人ではないのか
そんな想いが湧いてきた久し振りの寒いバルコン
聴衆を掴む(リュシアン・ジェルファニヨン)
「公衆の前で話す術を知るということは、淀みなく自分の意見を発表するだけではなく、特に聴衆の関心を掴み、それが適切な時と場であるならば矢のように的を射る議論を放つことだろう。カイロン・グノティ(Kairon gnôthi*) 『好機を知れ』 という合言葉に優るギリシャ的なものは何もないのである」
* 古代ギリシャの七賢人のひとり、ミテュレネのピタコス(Pittacos de Mytilène, vers 650-vers 570 av. J.-C.)の言葉と言われる
少しだけ寒さが緩み始めたかに見える日曜の午後
いつものように遥か遠くに視線をやりながらぼんやりする
いつものように遥か遠くに視線をやりながらぼんやりする
庵での瞑想というやつである
そこでこんなことに気付く
大発見ではないか と思う
この人生においてわたしが仕事をしたと言えるのは 24年ほどではないのか
大学院時代にポスドクとしてアメリカに向かった
それが仕事を始めた最初ではないかとこれまで思っていた
しかしそうだろうか
実はモラトリアムだったのではないか
すぐに社会に出て仕事をしたくなかったのではないか
7年が経ち やっと日本で仕事をする内なる必要を感じ 戻ってきたような気がする
そして そのことが忘れられず 今度は仕事を離れての隠居生活
目の前のことに追われるのではなく 遠くを見て生きていきたい人なのか
このわたしは仕事をしたくない人ではないのか
そんな想いが湧いてきた久し振りの寒いバルコン
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