dimanche 5 février 2012

雪の朝、キャンディードが流れる



今朝、うっすらと白い膜がかかり、細かいものがゆっくり落ちてきている

初雪か

ラジオをつけるとアメリカのミュージカルが流れている

ドクター・パングロスと聞えた

しばらくすると、有名な曲が聞こえてきた

確かに、バーンスタインのキャンディードだ

元はライプニッツの哲学を揶揄したとされるヴォルテールの物語である

パングロス博士がしつこく語るこの世のすべては最善という哲学

最後、キャンディードがこう答えて終わる

哲学は必要かもしれない

« ... mais il faut cultiver notre jardin. »

この言葉、いろいろ解釈できそうだ

形而上のことはさて置き、わたしたちは日常の面倒を見なければならない

さらにcultureに絡めて読み直すと、わたしたちは内なる庭を耕し育てなければならない

庭の土の下にあるだろう種を花開かせなければならない

農業と同じように手間のかかる作業が待っている

そこに行くと、さて置かれた哲学が再び戻ってくることになるのだろう




Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire