« Le hasard n'existe pas, il n'y a que des rendez-vous » (Paul Éluard)
「偶然は存在しない。あるのは約束された出遭いだけだ」(ポール・エリュアール)
samedi 17 septembre 2011
雪だるまの要領で、そして何かが進んでいる
昨日の続きではないが、このところの不規則な生活と寝不足のためか、今朝くしゃみと鼻水が出る。カント流に朝の紅茶を味わってから、科学の資料を読むために外に出る。このところ、生き方としての哲学や形而上学に関連した文章を読んでいたので新鮮で、頭の中がすっきりしてくる。いろいろとアイディアは出てくるが、それは飽くまでも小さな種が散らばっているに過ぎない。これからやらなければならないことを考えると、気持ちだけが先走る。立ち往生してどれにも手がつかないという状態だ。ここは雪だるまを作る要領で、とにかく小さいものをゆっくりと転がして行くしかなさそうだ。
帰りに久し振りにトルコのサンドイッチ屋さんに入り、肉を頬張る。鼻水が止まらず、頭がぼーっとしている。そこを出て買い物をしようとしてポケットに手をやると財布がない。どうしてそういうことになるのか、という思いで前の店に走る。全力で走るのは久し振りだ。途中、もし知りませんよと言われたらカードの処理や学生証の再発行など面倒なことになると思いながら急いだ。幸い御主人と息子さんが笑いながら迎えてくれたのでホッとする。もし買い物でもしましょうかと思っていなければ、大変な距離を戻らなければならなかった。考えただけでもゾッとする。確実に何かが進行しているようだ。
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