mercredi 21 septembre 2011

カール・セーガンさんの "CONTACT" をやっと観る



"Contact" (1997)


気にはなっていたが、観るところまで行かなかった映画をYoutubeで観る。いつもの感想になるが、このような映画だとは思わなかった。原作者のカール・セーガンさんは、アメリカ時代に本やテレビで活躍されていたので、今でも身近に感じている。専門に関してはよくわからないが、科学の普及者 vulgarisateur としては第一級の方と言えるのではないだろうか。

会議三日目、気分すっきり二題、不思議一題 (2011年6月24日)


この映画では科学を取り巻く問題のほとんどすべてが扱われている。例えば、純粋な知的追求なのか利益の追求か、科学と信仰、科学と哲学、そして科学と社会など。もちろん、多くの人を楽しませるのが第一のハリウッド映画なので、取り上げ方が浅い印象は拭えないが、問題点は的確に提示されていた。ふと、このような捉え方ができるのは、あるいはこのような捉え方になるのはこちらに来てからの蓄積が関係しているのではないか、という思いが浮かぶ。公開されて14年、やっと味わうことができた。







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