jeudi 11 avril 2013

正確に選ばれた言葉の力


今日はテーズに関連したアイディアとともに目覚める

戻ってからまだ手つかずなのに不思議である

ずーっとこれではいけない、とどこかで思っていたのだろうか


日本に帰る前、いつも通っていたカフェがなくなったことについては触れた

今回戻ってみると、週末に愛用していたアラブ系カフェのシャッターが下りている

どこか寂しさがあるだけではなく、生活のリズムが狂ってよろしくない


昼から街に出る

すぐにカフェに入る気分ではなく、久しぶりになるカルティエを当て所もなく歩く

暫くするとリブレリーが現れる

ウンベルト・エーコ(Umberto Eco, 1932-)さんの新刊が目につく


『若き小説家の告白』

誰の告白かと思いきや、ご自身のものであった

最初の小説『薔薇の名前』を書いたのが五十前で、まだ時間が経っていないということらしい


小説・詩などの創造的な文章と事実を記載するだけの科学的文章との対比に触れている

学者の中には創造的な文章を書いてみたいと思っている人が多いという

ご本人はよもや小説を書くことになるとは想像もしていなかったようだ

エーコさんの小説に興味を持っている方には参考になることが多いのではないだろうか

その他に数冊気になるものがあった

 今日はカフェを2軒はしご


ジョゼフ・アディソン(Joseph Addison, 1672-1719)という方が1712年に出した『想像の愉しみ』という本があるらしい

その中にある言葉をエーコさんが引いていた

「正確に選ばれた言葉は、対象の見かけそのものよりも生き生きとした思想を齎す描写力を持つものである」

今日印象に残った言葉である




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