jeudi 12 janvier 2012

哲学のレース



昨日、ハンモックの古い記事を読んでいた。

そこで、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインさん (1889-1951) のこんな言葉を見つける。

これが本当なら、科学との違いを明確に表している。

それ以上に、どこかホッとする嬉しい言葉ではないか。



「哲学のレースで勝つのは、いちばんゆっくり走ることのできる者。

つまり、ゴールに最後に到着する者だ」


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一夜明けてこの言葉を見直すと、少し違った姿が表れてきた。

哲学のレースとは、いちばん長い間走らなければならないのだ。

つまり、最後まで。


速く走り、吐き出すような言葉の溢れる現代。

この営みが難しい訳も見えてくる。






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