vendredi 13 décembre 2013

初めてのスタロビンスキーさんによるディドロとルソー


最近、哲学雑誌でこの方を知った

ジャン・スタロビンスキー(Jean Starobinski, 1920-)さん、93歳

ジュネーブ大学で思想史を教えながら精神科医としても活躍していたユダヤ人で、ピアノもやっていたという

百科全書派の流れを汲むヨーロッパの人と言えるかもしれない

「知の医者」 という形容もあるようだ

昨年三冊、今年も出版している

長い間、モンテスキューディドロルソーなどのフランスの哲学者について考えてこられた

インタビュー記事の中に、ディドロとルソーの面白い対比があった


まず、ディドロについて

自己の告白ではなく、自己の創造に興味があった

外向的で、思索の対象が外に向かう

それは物であり、この世界である

平然と何でもやり、われわれに世界の様子を見せてくれる

インプロヴィゼーションを大切にする、遊びと飛躍の人である

ダイナミックで、冒険を求めている


一方のルソーは、こうなっている

どこまでも内向的で、常に内に向かう欲求を持っている

自分自身について判断し、問いは常に自分自身のためである

そのためには何事も見過さず、手に入るすべての知を手に入れる

その作品は体系的で、理に叶った一つのシステムになっている


この対比を読みながら、自分の中を見回してみた

どちらかと言えばディドロ、ほんの少しルソーが混じっている

そんなところだが、自分でやる分析だから当てにならない





Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire