jeudi 23 juin 2011

会議二日目、欧米日の違い、そして夕食会


Dr. Victoria Alexander (organizer) & Daniella (intern)


まだでしたよね、と言ってオーガナイザーの Tori さんが挨拶してくれる。
昨日の彼女の発表を聞いて、わたしの視点と近いところがあるのがわかる。
専門は違うが、キーワードがかなり重なっている。
わたしのような者にも寛大な理由がそのあたりにあるのかもしれない。
師匠の教えを守り、伝統に安住するタイプではないようだ。
これから先に繋がる何かがあるような印象を持った。

一方、ヨーロッパの権威と思われる方は若手の質問を切り捨てていた。
科学の分野ではあまり見かけない光景だ。
このような方はお一人だけだったが、、。
二日間の印象でしかないが、ヨーロッパの方は伝統に忠実なところがある。
それに対して、新大陸では歴史に拘らず自由に研究しているように見える。


お昼に外に出ると今日も雨。
雨宿りのため近場のレストランに入る。
それから昨日と同様の豪雨となった。
今回、ランチの時間は2時間半取ってある。
ランチを終えた辺りで丁度小降りになってくれた。




午後のセッションでは日本と西洋の文化の違いを改めて感じていた。
こちらでは常に自らを表現していなければならない。
その術がなければ生きていけない。
日本で自らを抑えるように育てられていると、この社会に長居すると疲れるのだ。
ただ、見ている分には大いに楽しめる。
人間の中にあるいろいろな可能性が表れているからだろう。
文化活動の基には自然な人間の発露がなければならないはずだ。
科学もその例外ではないだろう。




夕食会が Lower East Side のビストロであった。
今回初めてサブウェイに乗る。
チケットが昔とは違っている以外、違和感はなかった。
ニューヨークタイムズを買ってみて、余りに細長いのに驚く。
昔から変わっていないのだろうか。




パーティでは皆さん和やかになり、話がはずむ。
わたしの右にはカナダの女性詩人にしてサイエンスライターが、
また左にはイギリス人でロンドンから参加された方が座った。
カナダの方は物理学についての詩も書いていて学会のサイトに出ているとのこと。
ロンドンの方は建築家を途中でお休みして哲学の院生をやっている。
院生同士、研究面も含めいろいろと盛り上がった。
わたしの観察になるイギリス人は楽天的、という話を出してみた。
喜ぶべきなのでしょうかね、という返答。
それと押しつけがましくなく、あっさりしているようにも感じる。
向かいの御三方とともに明日以降に発表を控えている。

彼らと話していると、こちらが発表する上で参考になることが多かった。
どのような考え方の人を相手にすればよいのかがぼんやりと見えてくるからだ。
その意味では、良い時間となった。
ほぼ3時間でお店を後にした。




帰りのサブウェイではいかにもニューヨークという音楽が流れていた。



Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire