mardi 5 février 2013

ハインツ・ヴィスマンさんによる文明と文化 (5)




神が人間に残したものは何だったのか

それはローマから伝わる法であった

もし自然の中に何かを探すとすれば、法則を見つけることが論理的な帰結であった

物理学者は目に見えるものの中に目には見えない神聖なものがあるという考えに憑りつかれるようになる

例えば、ガリレオは物理的な物質の中に神が残したであろう何かがあると考えた

創造の暗号であり、永遠の法則である

それがどの言葉で書かれているのかと言えば、もちろん数学の言語ということになる

石が落ちるのではなく、石を落としているのはその中に潜む神聖なる法則であると考えたのである

内在性と超越性とが一つの概念にまとめられたのである

これにより、見えているものについて瞑想するだけでは不充分になり

そこに隠れているものを発見することが知の基本となった


これ以降、文化には二つの態度が共存することになる

一つは、言葉にいろいろな意味を取り込み、空間に広がる世界を理解する能力を高めていくやり方

もう一つは、言葉の意味を制限し、目には見えない法則を発見しやすくするやり方である

本来的に対立する二つの文化から一つの共通する文化を作ることはできるのだろうか


(続きます)




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