dimanche 3 février 2013

「空海 至宝と人生 第2集 名筆の誕生」 を観る





週末の朝

2011年に放送されたという 「空海 至宝と人生 第2集 名筆の誕生」 を観る

 このシリーズの第1集は 「仏像革命」、第3集は 「曼荼羅の宇宙

いずれも見応えのあるもので、実に多くのことを教えられた

第2集では漢字というものの本質を改めて考えさせられる内容であった

この番組で二度出てきた空海の言葉

「書の極意は心を万物にそそぎ 心にまかせ万物をかたどること

正しく美しいだけでは立派な書にならず

心を込め四季の景物をかたどり 字の形に万物をかたどる

字とはもともと人の心が万物に感動して作り出されたものなのだ」

性霊集』 より


「万物をかたどる」

ここに字の真髄があることを改めて認識する

宇宙と一体になって生きようとした空海の姿が浮かび上がる

特に、後年の書は飛白体や雑書体を取り入れ、さらに自由にこの世界をかたどっているように見えた

書の世界、さらに言えば日本文化の奥深さが目の前に広がる時間となった



この番組を観ながら、7年前の展覧会で観た空海の書を思い出していた







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