jeudi 20 septembre 2012

パリ到着、日常の後の沈潜が始まる


やや肌寒いパリに戻ってきた

日本滞在中は多くの方にお会いすることができ、貴重な時間となった

交わした会話の中にこれから先のヒントが隠れていることがある

折に触れて反芻したいものである


こちらに向かう飛行機に乗り込んだ途端に意識が沈み始めた

意識の底に向けて沈むという感覚である

日常に追われるということは、意識のごく表層のところで「もの・こと」を処理していることに他ならない

沈ずむこと、深く振り返ることを妨げる

テレビなどを見ているとその効果覿面で、最後までこの事実に気付かずに終わりそうだ

そのことが移動を通じてよくわかる

これまでの表現で言えば、日本が居間なら、こちらは書斎であり、庵であり、頭の中でもある

別の表現にすると、日常と沈潜のリズムを取っている生活とも言える

意図したわけではないが、よく観察するとこのリズム感はなかなか捨て難い

充実した日常が終わったところで、今度は沈潜のフェーズが始まることになる




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