mercredi 19 septembre 2012

日本最後の夜、これからの問題を語る


今回の滞在の最後の一日

夜は神経心理学会でお世話になった武田会長宅にお呼ばれ

学問や学会のあり方、そして広く人生について、奥様を交えてお話を伺った

恰も当然のこととしてものを観る、過去からの流れだからといって 「こと」 を行う

これは考えていないことの証

そこからの脱却がこれからの問題

閉塞感から解放されるために、最も大切になることだろう

これすなわち、哲学の活用になる

この世界をどう観るかの問題になるからだ

根本的なことはそれほど多くない

そこを捉えて前に進むしかないのだろう

貴重な時間となった

今回、教育講演という大役を任されたが、その任を果たすことができたのか確信が持てない

ただ、わたしにとっては貴重な経験になった

このような機会を作っていただいた武田氏には感謝したい



今日のお昼はやっと解放された気分になり、映画でも、と探す

日本の歴史上の人物を扱った映画、 『天地明察』 が目に留まる

江戸時代前期の囲碁棋士にして大和暦を創った二世安井算哲(1639-1715)、後の渋川春海の物語

宣明暦授時暦大統暦?などの名前を初めて聞く

暦を公家が押さえていて、それが彼らの利権になっていたという

ただ、なぜ正確な暦が必要になるのかという理由が今一つ説得力に欠けていた

単に吉凶を間違えると不都合というだけだったのか

あるいは、何かを見逃していたのか


ところで、昔の人は成長に伴い名前を変えていた

そこには深い知恵が働いているようにも見える

人の一生、区切りをつけて歩むことができるようになる

一つの道を歩む場合でも時代により目指すところが変わっているはず

流されずに人生を見直すためにも、一つの切っ掛けになりそうだ

新しい道に入った今、昔の人であれば以前とは違う名前を付けていたのではないか

どんな名前にするのかを想像をするだけでも愉快になる




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