lundi 2 juillet 2012

この世界を理解したければ、目を内に向けよ

Drie bollen II / Three spheres II (1946)
Maurits Cornelis Escher, 1898-1972)


17世紀ドイツの数学者にして哲学者のライプニッツさん (Gottfried Wilhelm Leibniz, 1646-1716)
未だその偉大さを理解するところまで行っていない
その哲学の中にモナドロジーがある
世界を構成する基本となる素子として、部分のないモナド (単子) を想定する
そのモナドは鏡となって外の世界を映し出しているという
モナドの中には世界が存在することになる
敷衍すれば、世界を理解するためには、内を子細に観察すればよいことになる

こちらに来て早5年が経過しようとしている
この間、外に出て、体全体で感じたものを吸収しようとしてきた
そのすべてはメモやカイエやブログやいただいた資料や手に入れた本、そしてこの精神・魂の中に刻まれているはずである
これからやることは、「いま・ここ」 にある内の世界に目をやり、分析することではないのか
そこにこそ、世界の姿、ひょっとすると世界の本質が隠されているかもしれない
ライプニッツ哲学の有効性を試してみてはどうだろうか

そんな妄想が浮かんだ今年後半初日の昼下がり



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