lundi 8 octobre 2012

わが腕時計の不可解な動き



先日の散策の折、実に不思議なことが起こった

時間を知りたくなり、上着のポケットに入れている時計を取り出した

3時30分を告げている

そしてしばらく行くと、時計塔が見え4時43分となっている

街の時計は壊れていることがある、最初はそう思っていた

それから目に付く時計を確かめたが、おかしいのはわが時計

今では時刻と曜・日を合わせるためにボタンの位置を変えるのが大変になっている

しかも、最後にボタンを固定することもできないのだ


この時計を手に入れた時のことは、はっきりと覚えている

その昔、岡崎にある基礎生物学研究所で開かれた国際会議に行った時のこと

発表の前日にそれまでの時計が止まってしまい、町の小さな店で手に入れたお安い品

話の途中で時間を確認するために

見ることもあり、見ないこともあるのだが・・・


時計の文字盤を見ると、10年間保証の文字が見える

ひょっとするとあれからもう10年が経ったのかもしれない

そう思い、帰ってから確認するとぴったり10年目

しかし、保証期間通りに故障することがあるとも思えない

確認のため、新らたに時を合わせて様子を見ることにした

それから1週間、まだ正しい時を刻んでくれている


 
一体、あの時の1時間の遅れは何だったのか

今では腕から外され、ポケットに入ったままにされている時計の訴えだったのか

あるいは、10年という時の流れを教えてくれるためだったのか

、、、

いろいろ考えるが、いつものようにまともな科学的説明が浮かんでこない

所詮、人間とはそういうものなのか

一瞬、捨てようかとも思ったこの時計

その命が尽きるまで共に歩むことにした

時計の作戦勝ちになるのだろうか




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