久し振りにビブリオテークへ
年の瀬を感じさせるポスターが目に入った
MK2のリブレリーでのこと、題名が隠れた小さな本を取り上げる
いつもの期待とともに
アンドレ・コント・スポンヴィル(André Comte-Sponville, 1952-)さんの La philosophie だった
クセジュで『哲学』として訳されている
ざっと目を通しただけだが、哲学の捉え方がしっくりくる
こちらに来てから気になっているメタフィジークについて、こんなことを言っている
哲学するとは、知り得ることを超えて考えること
形而上学をするとは、考え得る限り、考えなければならない限り考えること
知っている以上のことを言わないのだとしたら、哲学を諦めて科学をやるしかない
知り得ることを対象にするのが科学で、知り得ないことを対象にするのが形而上学だからだ
哲学を止めると、科学がわれわれに何を教え、何を知らせないのかについて自問することもできなくなる
メタフィジークの放棄は、何ものも齎さないのである
--------------------------------
アンドレ・コント・スポンヴィルさんに関連した記事
メディアに出るインテリ (2011-04-15)
アンドレ・コント・スポンヴィル André Compte-Sponville (2007-10-13)
ユルスナールのシンポジウムへ (2005-02-26)
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire