lundi 26 novembre 2012

「それらしく」 ならないために



今年からフランスと日本の距離をあまり感じなくなってきた

ほとんど水平方向の移動になってきている

フランスにいる時には日本での状況を想像できなくなっているという意味で、遠く感じられる

しかし、日本に帰ればすぐに元の感覚が戻ってくると思っているので、ほとんど気にならない

逆に、日本にいる時の方が、フランスがすぐ横にあるように感じられる

どこか時空を超えるという感覚がある

体は同じなのだが、半日で体を取り巻く環境があっという間に変わる

そういう移動の中で異なる環境に体を置くと、その機能が変わってくることにはすぐに気付く

ただ、その中身に関しては、なかなかわからない

 

 フランス生活は6年目に入ったところである

 自分では何も変わっていないと思っているが、実際にはどうなのだろうか

日本で抑制されていた何かがある

それが今、解放されているように感じる

この感覚のさらに強いものをアメリカ滞在中に感じたことを思い出す

 より正確には、何かが解放されていると感じることで、以前には抑制されていたことに気付いたと言うべきだろう
 

それから、科学から哲学という専門の転換も大きな変化を齎しているはずである

今はまだ、はっきりと意識はできていないのだろうが、、、

それが時の流れに伴う自然な変化を超えるものであることを願うばかりだ

そんなに変わりたいと思っているのか

それは、「それらしく」 はなりたくないという思いとどこかで繋がっているのか


 もしそうだとしたら、転がるしかないのではないか



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