mercredi 7 novembre 2012

カフェで嗚咽が響き渡る


午後から用事があり、街に出る

メトロの中で、用事に必要なものを忘れていたことに気付く

いろいろ考えることがあるとはいえ、これには驚いた

もう日常のことは意識に上らなくなっているのだろうか

あるいは、問題はテーズではなく、メモワールだということか



その後カフェに寄り、いろいろ考えていることの一つに手を付ける

しばらくすると、女性の大きな嗚咽が響き渡る

目を上げると、奥の席にいた中年男女の二人組の席からだ

その女性はそれから1時間ほど人目も憚ることなく泣き続けていた

周りは知らんぷり

こちらに来て初めてのことで、日本でもなかなか想像できない光景だった

この一瞬一瞬が人間の生きている時間であることを感じる





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