jeudi 2 août 2012

ブリコラージュ、それこそが新しいものを生み出す


ある考えが浮かんでくる

それについては昔読んでいたはずだ、という声が聞こえる

昔と言ってもこの5年の間のことだが

それを探すのが一苦労

そんなところにあるはずがないというところから顔を出す

記憶が全く当てにならない

早速出てきた本を開けてみる

ポイントは覚えているが、細かいところはどこかに飛んでいる

そのため、どれも新鮮だ


マスター1年目に作ったファイルを開けてみる

結構いろいろなことをやっていたようで驚く

それは別人の仕業なので、より正確には感心すると言うべきか

悦びと期待に胸膨らませてやっていた証だろう

ただ、読み直すと当時の理解の程度がわかる

この5年で少しは見方が変わってきているようだ

すでに触れているものに時を経て触れ直すこと

これを繰り返すだけで、新しいものが見えてきそうである


この作業、「ブリコラージュ」(bricolage)とでも形容したい気分だ

新しいものを持ってくるのではなく、これまでに蓄えてあるものを弄繰り回しながらその場に対応する

生物の営みをブリコラージュと捉えたのはフランソワ・ジャコブさん(François Jacob, 1920-)だったろうか

新しいものが無から生まれるはずはない

それはこの世ではビッグバンの一度だけではないのか

とすれば、何かを創り出そうとした時にわれわれにできるのは、このブリコラージュだけになる





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