この週末はお客さんとともに春のパリ散策となった
ソルボンヌの中庭に始まり、コレージュ・ド・フランス、植物園、海洋博物館、パリ大学ディドロなどへ
二日間、日頃の運動不足を補うかのように、よく歩いた
その中で不思議なことも起こった
その前日、ネットで大江健三郎氏のデモ前の演説を観ていた
その中で、今年は漱石の 『こころ』 百周年に当たり、『私の個人主義』 の話が出た
demonstration を「示威運動」と訳したのは漱石であり、示威運動の重要性を説いていた
そして当日、カフェで話している時、驚いた
その方が、今 『私の個人主義』 を読んでいると言って、カバンからその本を出したからだ
こんなこともあった
コレージュ・ド・フランスの正面広場には、エジプトの象形文字を解読したシャンポリオンの像がある
その説明をした翌日、再び驚くべきことが起こった
訪れた海洋博物館でシャンポリオンのビデオが流れていたからだ
Le voyage de l'obélisque, Louxor / Paris (1829-1836) である
この程度の発見が嬉しい春のパリである
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