mardi 1 novembre 2011

「科学から人間を考える」 試みのお知らせ (4)


Entracte
Marco Del Ré
(né à Rome en 1950)


本日は万聖節 Toussaint のお休み。いよいよ11月に入った。知らぬ間に時だけが経つ今年である。フリードリヒ・チェルハさん1926- )ではないが、未だにカオスの中にいる。チェルハさんのように、その中から何かが姿を現してくれるだろうか。

ところで、こちらは突然姿を現してくれた 「科学から人間を考える」 試みを今月24日 (木)、25日(金) に開くことになっている。広く話をすることは初めてに近いので、どんなことになるのか予想もできない。これまでに話をした経験では、その場で自分自身が驚く 「こと」 や 「流れ」 がないと燃えないところがある。完璧に近い準備をして、恰もずっと前から知っていたかのように話すことには全く魅力を感じない。話しながら本人が初めて何かを学ぶというような、出来たてを前にぶっつけ本番で話す感覚が気に入っている。そのため、話を聞いている方の反応を想像するところまでいかないという大きな問題がいつも残るのだ。今回はどのようなことになるだろうか。




この会は体系的なメニューがあるコースのようなものではなく、講師の私的なプリズムを通して見た世界を提示しながら進むというスタイルになるだろう。細々とした事実を勉強するのではなく、そこで提示されたことをもとに自分自身に戻って考えるというような流れができ、それがさらに反射して返ってくることになればその空間に何かが充ちてくるような気がしている。わたし自身は、話す前と話し終えた時で何かが変わっていることを願っている。参加された方も、会終了後にそれぞれの中に違いを感じられるとすれば、会を開いた意味があったと考えたい。そして、このような会を繰り返していく中から大きな絵が現れることになれば素晴らしいとも考えている。

そのためには最初の話が重要になるのは言うまでもない。まだ3週間の余裕がある。今回も最後の最後まで準備することになるだろう。興味をお持ちの方には気軽に参加していただき、忌憚のないご意見をいただければ幸いである。


よろしくお願いいたします。



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