vendredi 29 mars 2013

「目撃せよ。体感せよ。記憶せよ。」 フランシス・ベーコン展にて


先日の東京駅

挑発するようなこの言葉が電光掲示板に出て、一瞬で消えた

すぐに控えておいた

「目撃せよ。体感せよ。記憶せよ。」


 フランシス・ベーコン(Francis Bacon, 1909-1992)

実はこの言葉、わたしの中にすでにある

最初のブログのモットーは、J'observe donc je suis であった

「われ観察す、ゆえにわれあり」


ものを注意深く観ることは、古代ギリシャ人がやったこと

theôrein とは、日常を脱して劇場 théâtre に行くために移動し、只管観察し、省察することを意味した

そして、理論 théorie が生まれることにも繋がった

このモチーフ、留学に絡めて昨日話したことと完全に重なるのだ

不思議である

 
本日のお昼、会場となっている国立近代美術館に向かった

混み合ってはいないが、それなりの人がゆっくり作品を味わっている

落ち着いたお客さんが多い印象である

1時間もしないうちに観終わっていた

画集ではすでに観ているが、まだよくわからない

今回は取り入れたものをそのままの状態で置いておきたい

いずれどこかで何かと繋がってくるはずである


ブティックでは、「ジョン・バージャー」 の名前が目に入る

以前に文芸誌 Lire で出会っていることがすぐにわかった

(2009-01-23)

 もう4年も前のことだったのだ

見るということ」 を手に入れる

他に、仙台で発見した松本竣介(1912-1948)の紹介本とメルロ・ポンティ( 1908-1961)ものが目に留まる

文庫本が1,500円もするようになったのは、一体いつからなのか

翻訳ものも高いのでパリに戻ってから手に入れることにした





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