samedi 6 décembre 2014

フランク・ミシュランさんのスートゥナンスに出席

フランク・ミシュランご夫妻
スートゥナンス後の Pot にて


今朝は9時から始まるスートゥナンスのため、オデオンまで出掛ける

テーズの審査を受ける方は、わたしが日本で留学を考えている時にお世話になったフランク・ミシュランさん

提出書類の準備 (2007-04-08)  

完璧な日本語でフランスの大学の状況を説明していただき、心が落ち着いたことを思い出す

もう8年も前のことになる

当時はフランス政府留学局でお話をしたが、現在は明治大学にお勤めとのこと


今日の会場は Maison de la Recherche

以前にセミナーで来たことがあるので問題ないと思ったが、少し道を間違えウロウロした

しかし、始まる前には到着

ホールに入るとスートゥナンスが重なっているためか、まるでコンサート前のような混雑



9時過ぎにジュリーが入場、壇上に座る

出席は6名だが、8名の名前が出ていた

日本から早稲田大学の坪井善明教授が参加されていた

プレジデントが各委員を紹介した後、ミシュランさんが15分で発表

このスートゥナンスはパワーポイントなしの言葉だけ

以前に参加したものとは様式が違った



ミシュランさんのテーズは、10年がかりの800ページで3キログラムになる大作

ジュリーの前に置かれているものである

後で伺ったところ、執筆に集中したのは3年間とのこと

テーマは、太平洋戦争における日本軍によるインドシナ侵攻に関する歴史的研究

日本の政治的決定過程が解析の大きなテーマとの印象を持った

この問題はわたし自身も興味を持っているので、一般向けに出版していただきたいものである


発表が終わった後、それぞれの委員が15分ほど総評と質問をする

欠席したジュリーの講評はプレジデントが読み上げていた

最後に話したプレジデントは、テーズとはそもそも何なのか?と問うていた

3年や5年でどれだけのものが書けるのか

6年、7年、8年かけなければ良いテーズは出来上がらないのではないか

ミシュランさんが10年かけたように、とは言わないものの

そんなニュアンスのお話であった

途中15分の休みがあり、全体で3時間半のスートゥナンスであった



すべての質疑応答が終わった後、ジュリーが退席

15分後には会場に戻り、優秀な成績でミシュランさんの博士号が認められた

スートゥナンス終了後、ホールでシャンパンとガトーを味わい、2時間ほどお邪魔して席を後にした

これからのご活躍を期待したいものである






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