samedi 22 novembre 2014

解放感の中 『中谷宇吉郎随筆集』 を読み、「外への働きかけ」 を考える


今日は久し振りの解放感があり、吉祥寺方面へ

駅ビルがすっかり様変わりしている

全く別の駅になってしまった

こうやって、時の流れの中で 「もの・こと」 は過去へと消えていくのか

昔よく歩いた辺りを歩き回る

街の方はまだ変化が少ないようだ


公園近くの路上カフェに入る

前回この辺りに来た時も、上を見上げるとこの景色だった

これが日本なのだろう
 

先日、丸善で手に入れた 『中谷宇吉郎随筆集』 を2時間ほどぱらぱらとやる

中谷の師、寺田寅彦が出てくる

その繋がりで文学者が出てくる

昭和の風の中に明治の香りが匂う

ゆっくり考えている様子が窺える

穏やかな批判精神もある

こういうのんびりした時間にはうってつけの文章であった


エッセイを書いたり、科学の外に語り掛けたりする人は昔からいたことが分かる

その問題意識の基本は変わっていない

その後、科学と社会との関係に変化はあるのだろうか

見かけ上の変化はあるだろうが、本質的な部分ではあまり変わっていないのではないか

外に働きかけたからと言って大きな変化は見られないかもしれない

しかし、それは避けて通れない科学の仕事なのである


翻って、哲学はどうだろうか

外への働きかけはやられているのだろうか

それは哲学の仕事でもあるはずなのだが、、





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