mercredi 16 juillet 2014

レマン湖の噴水を味わい、湖畔で哲学者の声を聴く


昨夜遅くジュネーヴに降り立った時は、ビルがくすんでいるのに驚いた

記憶が掠れていることが分かる

しかも、ホテル界隈は女性が街に立ち、聞き馴れない外国語が飛び交っていた

雰囲気のあまりよくないところだと思ったが、一夜明けると昨日が嘘のように健康になっている

そこにどこまでも澄み切った空があり、街を観てやろうという気分になってくる

スイスはユーロ圏でないので(これに気付いたのもTGVに乗る前)、駅の銀行で両替

駅ビルを出ると湖が目に入ったので、そちらに歩を進めた

近くまで行くと噴水の上の方が見え、元気になる


湖畔を歩いていると、湖の微かに生臭い臭いを感じる

子供の頃、父親に連れて行ってもらった川釣りの記憶が蘇ってきた

 行く前に近くでミミズを集めてから出掛けたものである

よもや、レマン湖の畔で子供時代の記憶が蘇るとは・・・


暫くして適当なサンドイッチ屋さんを見つけそこに落ち着き、体全体で景色を味わう

素晴らしい解放感がある

 その気分のまま、持ってきた一冊をじっくり読む

素晴らしい読みとなった




町には変な押し付けがましさやあからさまな商売っ気を感じない

皆さんそれなりに何かを静かに受け止めている
 
そんなところが、第一印象になるだろうか


ちょっとしたエピソードを一つだけ

ブランジュリーに入りパンの値段を訊いたのだが、いくらなのかさっぱりわからない

訊き直しても同じ答えなので、スイス・フランス語が違うことに気付く

お釣りをもらってわかったこと

それは、90をこの地では nonante と言うこと

考えてみれば、80+10と言うフランス語の方がおかしいのかもしれない





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