samedi 11 octobre 2014

久し振りのインプロヴィゼーション


今朝、バルコンに出る

暫くすると、理想的な空になった

晴れ上がった空に次々に飛行機雲が現れ、低空には旅客機が飛んでいる

アパルトマンのどこからか水の滴り落ちる音が聞こえる

ボストンの最初の冬の雪の翌日に聞いた雪が融けて滴り落ちる音が蘇ってきた

暫くすると、中庭からリコーダーのメロディーが流れてきた

懐かしさを誘うその音色を聴いているうちに自分でも演奏したくなり、予定を変更して街に出た

 楽器屋さんに入り、いくつか試して手ごろなものを手に入れる

教則本が数軒離れた姉妹店にあるとのことで出掛ける

結構、人で溢れていた

このように自分の体を使ってみようなどと考えるとは、驚きである


店を出て向かいのカフェに入ると、ギターの音が聞こえる

お客さん7-8人が輪になり、その中のお一人が奏でる音楽を時に手足でリズムを取りながら聴いている

わたしも御相伴に与った

ネットに繋がったのでメール箱を開けてみると、イタリアから便りが届いている

モディアノさんのインタビューの情報であった


何か全体が心浮き立つ音楽のような流れであった

久し振りのインプロヴァイズされた一日と言えるかもしれない



夜、モディアノさんのインタビューを聴いてみた

如何にもフランス人らしい、一筋縄ではいかない、ソフトな語りである

問いに対して、インタビュアーと同じ平面で、誠実に、考えながら答えているという印象を受ける

ということで、好感を持った

小説を読むのは、かなり先になりそうである







 

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