jeudi 20 juin 2013

「医学の哲学」 の会議で、改めて 「考えるということ」 を考える


本日から院生や若手研究者のための国際会議がパリで始まった

テーマは医学の哲学

パリ、ロンドン、ミラノ、マインツ、ピッツバーグの大学が共催になっている

特にわたしの専門ではないが、成行きで参加することになった

しかし、ミラノ、マインツ、それからパリの研究者から貴重なお話を伺うことができた


ところで、今朝は8時半からの予定だったが、なぜか時間がまだあると思いカフェに入っていた

少しして気付き、慌てて会場に向かった

蒸し暑い季節のため、汗びっしょりで

確実に何かが進行している



抄録の中に、"pause and reflect on" という言葉があり、わたしの心掛けと重なることを著者に伝える

また、同じ方が歴史を調べることなしに新しいことは見つからないと発表していた

この言葉の意味がわかるようになってきたのは、残念ながらこちらに来てからになる


ブリュッセルの方の発表では、臨床が忙しくなると、自動的に判断していることが多くなるという

それを可能にしているのは経験をもとにした暗黙知のようなものだという

それは効率的な臨床のためには有効になるのだろう


この話をより広く、考えるということから見ると、忙しい日常の中では自動的になっている可能性がある

つまり、考えるという作業が行われていないことを意味している

そして、そのことにも気付かなくなる

この状況で重要になるのは、時間をたっぷり取って考えている人の声を聴くことではないのだろうか

そうして、考えるということはどういうことなのかを確認する必要があるだろう

 ひょっとすると、哲学者という人種は忙しくて考える暇のない人に代わって考えている人間なのかもしれない

そう考えると、彼らの声を聴いてみたいという気にもなるだろう

そんな考えで彼らに接しているのではないか
 
結局、そんなところに考えが流れて行った





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