パソコンのキーを打ち間違える
不思議な文字が現れる
ネットのサイトに間違って入る
思わぬ世界が現れる
道をどんなに進んでも目的地に辿り着かない
見ることのできなかったものに触れていたはずだ
こんなことは稀ではなくなっている
どこかに向かっている時にはこれらは忌むべきことだった
苛立つこともあっただろう
できるだけ早く目的地に到着しなければならなかったからだ
それが今ではどうだろう
間違いは思いもかけない新しいところに導いてくれる扉になっている
日常に潜む割れ目の外を覗くという感覚を運んで来てくれる
自分の中からではなく、どこかから飛び込んでくる創造的な瞬間だ、と言えば大袈裟だろうか
喜ぶべき瞬間になっている
ここまで書いたところで、もう6年ほど前の講演会のことを思い出した
こんな言葉に惹かれて、土砂降りの中、会場に向かった
ブリュノ・クレマン 「誤解礼賛」 "A MALENTENDEUR, SALUT !" (2006-10-5)
それまでは避けるべきだったものが、今ではどこかでそれを待っているようにも感じる誤謬
取り巻く状況が違ってきたためだろうが、喜ばしい変化に感じている
不思議な文字が現れる
ネットのサイトに間違って入る
思わぬ世界が現れる
道をどんなに進んでも目的地に辿り着かない
見ることのできなかったものに触れていたはずだ
こんなことは稀ではなくなっている
どこかに向かっている時にはこれらは忌むべきことだった
苛立つこともあっただろう
できるだけ早く目的地に到着しなければならなかったからだ
それが今ではどうだろう
間違いは思いもかけない新しいところに導いてくれる扉になっている
日常に潜む割れ目の外を覗くという感覚を運んで来てくれる
自分の中からではなく、どこかから飛び込んでくる創造的な瞬間だ、と言えば大袈裟だろうか
喜ぶべき瞬間になっている
ここまで書いたところで、もう6年ほど前の講演会のことを思い出した
こんな言葉に惹かれて、土砂降りの中、会場に向かった
「科学、哲学、政治、文芸批評、絵画などの分野において、誤解が実りをもたらすことを示したい。嘆かわしいのは誠実さや賢明さで、それらは退屈や予想できること、反復や言い換えにしか導かない。誤謬こそ幸福で、豊穣で、活力に溢れている。」
それまでは避けるべきだったものが、今ではどこかでそれを待っているようにも感じる誤謬
取り巻く状況が違ってきたためだろうが、喜ばしい変化に感じている
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