mardi 6 mars 2012

音のない世界に向かうエネルギー



こちらに来て最初の年に感じたことがある
おそらく、その時にも書いたような気がする

音のない世界にいると、自らの脳の中を歩き回っているような感覚が訪れるのだ
今だけではなく、これまでに溜まっているものが浮かび上がり、予期せぬものと結び付く
その瞬間は何とも言えず、よい
しかし、いつ、何が出てくるのか全くわからない
まさに生命の道行そのものだ

この週末から、夜の時間を音のない世界で過ごしている
久し振りのことだ
そういう気分になるのは精神的な強さがある時に限られる
生活に慣れてくると、そこに向かわない
慣れからの隔絶が求められる
そのためのエネルギーが必要になるのだ

そのエネルギーは一体どこから生まれるのだろうか
体力と結び付いているようにも感じるが、わからない
わかるのは、外に対する反応としてではなく、あくまでも内から湧き出てくるものでなければならないということだろう
そんな源泉があるのなら、探しに出たいものだ



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