lundi 7 juillet 2014

狐につままれ、日本からのお客様と人生や研究を語る


 午前中、日本語の本をバルコンで読み、のんびりする

どうも、いつものんびりしたいようである

今日の午後は日本からのお客様と会うことになっていた

待ち合わせ場所を決めたのだが、メトロのトロカデロとモンパルナスの間が工事中であることを完全に失念

トロカデロから目的地に向かうホームのはずが、反対のエトワールに向かっている

 まさに狐につままれ、自分の頭がおかしくなったのではないかという状態になった

最近では稀ではないので、暫し頭をひねっていた

そして再びトロカデロの戻った時、工事のことを思い出したのだ

そこから臨時運行しているバスに乗り、予定を30分オーバーして待ち合わせ場所に辿り着いた

やれやれという出だしであった

 
渡邊正孝先生 (東京都医学総合研究所)


お客様は元の仕事場で一緒だった渡邊先生

未だにお仕事をされていて、頭が下がる

今回は、日本で開かれることになった学会の宣伝のためというようなお話であった

以前にそのための日本酒の相談を受けたが、結局日本から持参することにしたとのこと


最初の海外がパリだったようで、懐かしい様子であった

当時はメトロに一等と二等があったとの話に驚く

こちらの人はそれぞれに楽しんでいるが、日本の場合は楽しみ方が型に嵌っているように見えるとのこと

同じ人生、もっと楽しまなければ、というところに落ち着いた


最近の事件の影響か、日本の研究現場も窮屈になりつつある印象を持った

事件への対応もいかにも日本風で、頭がすっきりしない

論理の筋が通っていないように見えるからだろう

論理だけではないでしょうとして、最初から別の要素を入れるとこうなってしまう

日本で一流とされるところの科学精神がこの程度だということになると、他は推して知るべしなのか

科学が未だ根づいていない日本

そんな気分になるお話であった




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