このところ気持ちよく晴れた日はなかったが、今日は少しだけ青空が見えた
午後からマスターの時にお世話になった研究所まで出掛ける
トゥール大学のマエル・ルモワン氏が講演のためパリに出て来られたのでお話をするためである
待ち合わせの場所を間違え、30分遅れで会うことができた
スートゥナンスの話から哲学と科学の問題へ
両方の領域が抱えている問題について実のある意見交換ができた
この場所でも書いてきたことについて、かなりの部分で重なる考えをお持ちのことが分かった
それは、大学という中で生きなければならない哲学者が忘れがちなことである
あるいは、分かってはいるけれども避けることができないことになるのか
中に、生前著作を出さなかったが哲学していた人として何人か名前が出ていた
本来の哲学はそういうものなのかもしれないということなのか
簡単に纏まる訳などないのに、生きるために発表していることが多そうな現状の批判だったのか
ウィキによれば、お二人ともフランス反省哲学という流れに属するようだが、余り聞き慣れない
わたしのような立場の人間にはよく分かるお話であった
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