mercredi 25 juin 2014

情報の波が体の中に流れ込む


 朝、カフェでプティ・デジュネを取ってから、リール第三大学シャルル・ド・ゴールに向かった

 リール駅から10分ほどなので快適である

この大学は人文・社会科学をカバーしている

最初、会場が分からず、同じく迷っていたポルトガルから参加した方と一緒に探す

それらしい部屋があったので入ったが、話が大学の教育のことを話している

それでも会が始まる前の連絡会だと思っていた

ポルトガルの方はフランス語が全く分からないとのことで、疑うこともなく暫く留まっていた

 お互い初めての参加だったこともあるだろう

それにしても思い込みとは恐ろしいものである
 

開会講演をするクロディーヌ・ティエルスラン教授 (コレージュ・ド・フランス)


会はこのブログでも何度か取り上げたことがあるティエルスラン教授の講演で始まった

演題は 「形而上学と科学」

講演はいつものように原稿を読み上げるスタイルで、難解である

科学の形而上学についてぼんやりしたイメージを持とうとしたが、さらに混沌としてくる感じだ

その後のセッションでも同様の印象

最初から「科学の形而上学」と言われる領域の中の話になるので仕方がないだろう

専門家の集まりである


今週は月曜からお構いなしに情報が外から流れ込んでいる

 体の中が自分ではないように感じる

それはそれで捨て難いところがある

この状態はわたしがこちらに来た当初から感じていたものと繋がっているのかもしれない

 ただ、専門家は適宜取捨選択しながら聞いているのではないかと想像している

 それでなければ自分の仕事に集中できないからだ


会から戻って来るメトロの中でのこと

自分は仕事はしていないが、敢えて名乗るとすれば何になるだろうかという声が聞こえた

そこで浮かんで来たのが、"Un observateur du monde"(世界の観察者)

ここで言う世界とは、地球の上の国々や自然と言うよりは身の回りの世界という意味合いが強い

まだ、静的な生活が続いているようである





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