mardi 3 juin 2014

ヘルシンキ宣言50年の記念シンポへ



 今日は朝からコロックを聴くために厚生省

1947年のニュルンベルク綱領を経て、1964年に出されたヘルシンキ宣言の50周年を記念した会である

この宣言は、世界医師会WMA)が人間を対象とする研究に対して採択した倫理に関する文書である

対象は人間だけではなく、人間に由来する資料やデータにも関わる

また、医師だけではなく、医学研究に関与する人にも勧めている  

ヘルシンキ宣言の全文は、こちらから


午前中はインフォームド・コンセントが取り上げられていた

フランス語では、Consentement (libre et) éclairé という

弱い立場にいる人に、説明して同意を得るとはどういうことなのか

そもそも「説明する」のexpliquer は、風呂敷を広げるようにするという意味のラテン語に由来する

「もの・こと」を包み隠さず見せ、伝えることである

ある方は、「忠実に、正確に、適切に」と形容していた

その上で同意となるが、consentement (同意)と sentiment (感情)は別である

同意には事務的な含みがあり、その人間の感情にまで達している保証はない

相手の感情が満たされるところまで行かなければ信頼(confiance)は得られないと経験者は語っていた




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