lundi 16 novembre 2015

パリ市内を動き回り、無垢の欲求が蘇る



本日は朝からパリ市内を動き回った

まずソルボンヌ前にある論文製本所へ

こちらに来てから何度もその前を通っているが、わたしにとって何の意味もないところであった

ほんのひと月ほど前までは

不思議なものである


今日のソルボンヌ界隈は人が溢れて、すんなり歩けない

大学の入り口が厳しくなっているのとお昼の沈黙の時間を持つためだろう

「広場」が哀悼の意を表するために集まった人で溢れている

如何にもパリらしい景色だ

報道陣も目に付く

残念ながら、今日もカメラを忘れた


この製本所は朝出すとお昼までに作ってくれるので、そこで注文してから大学へ

大学に出す書類の確認のためだ

入口は一か所になり、荷物検査も行われていた

早速秘書のSさんに尋ねると、想像とは違い論文の内容に関する書類だけでよいとのこと

お昼に製本所に戻り、出来上がったものを審査員に発送

 結構時間がかかった

ポストで静かにしてくださいと言われる

丁度沈黙の時間だった


それから論文を提出するため、再び大学へ

残念ながら担当者が不在だったが、通りかかった人が棚に置いていくように言ってくれる

今回は少し遅れてのスートゥナンスになるので、再度学生として登録しなければならない

今朝そう教えてくれたSさん

もう一年、学生でいられるんですね、と言ってにっこり

何と登録の担当者も不在で出直すことになった

 いずれにせよ、形だけは何とかなりそうな様子である

行ったり来たりを繰り返したせいか、ぐったりした感じがある

この感じ、久し振りである


ところで、今朝マスターを過ごした辺りに足を運んだ時、8年前の新鮮な感覚が蘇って来た

おそらく、朝早かったせいだろう

これから大学に向かって行くという昔の感じと重なったものと思われる

無垢の好奇心、あるいは純な学びの欲求とでも言うべきものが湧き上がってきて止まらなくなった

なぜそんなことになるのか、未だに分からない

苦しみに溢れたマスターを支えたのは、ひょっとするとこの欲求(デジール)だったのかもしれない








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