samedi 8 novembre 2014

母屋と書斎、あるいは実世界と精神世界


日本に帰ると、現実に戻ったように感じる

以前に日本とフランスの生活を母屋と離れの書斎と形容したことがある

これは意外に的を衝いているかもしれない

こちらは周りに日本語が蠢き、実生活にも注意が向きがちになる

しかし、向こうでは日本語が消え、もやもやとしたフランス語が流れているだけだ

そこにも実生活と想像の世界はあるが、こちらから見るとそのすべてが精神の世界に見える

次第にそれがはっきりしてくる

こちらの生活だけになると、地に足の着いた現実的なことだけが頭を覆うことになるのか

向こうの世界がなくなることは、純粋な精神世界がなくなることと同義なのか

それほど精神世界を維持するのは難しいのか

 確かに、あの空間に身を置くことで目に見えない霊感を得ていたように思う

しかし、別の世界から霊感が得られないということでもないだろう






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