本日のデジュネは、もう10年来のお付き合いになる渡辺昌俊様からのお誘いを受けた
渡辺様は日本パスツール協会の会長をされており、もうすぐ80歳の大台に乗られるとのこと
そんな風にはとても見えない活力を維持されている
わたしが日本にいる時に、パスツール研究所のプレスリリースの翻訳などのお手伝いをした縁である
その縁もあり、わたしがやっているサイファイ・カフェ SHE や先週のカフェフィロ PAWL にも参加いただいている
8年前のことになるが、わたしの仕事場を訪ねて来られた時のエピソードが最初のブログに残っている
P協会のW氏のこと - 科学哲学 EPISTEMOLOGIE (2006-11-21)
この中に、フランスと日本の科学の違いについてのお話が出てくる
芸術を愛し、哲学者とも交わる文人科学者と言ってもよいジャン・ピエール・シャンジューさんの話題になった
結局のところ、科学も神や哲学の領域を無視しては進めないというような話をシャンジューさんがしているとのこと
そのような性向を持つ科学者は日本では少ないように見えるが、、、という話が印象に残っていた
当時、シャンジューさんと哲学者のポール・リクールさんの対談本を読まれたところだったことが今回分かった
その本は、
Ce qui nous fait penser : la nature et la règle (Poche Odile Jacob, 2000)
『脳と心』(みすず書房、2008)
わたしもフランスで目を通した本になる
このように8年前の話が繋がるというのもなかなか味がある
現在、パスツール協会が新しいステージに入るべくご尽力されている様子が伝わってきた
できることがあれば協力をしたいと思わせてくれる熱意がそこにあった
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