mercredi 12 novembre 2014

なぜか深い話題に自然に入って行く

Dr. Jukka Westermarck (U Turku, Finland), Dr. David Virshup (Duke-NUS, Singapore)


昨日はいろいろな方と深いお話ができた

これまで話すことがなかったような内容が多くなり、驚く

日本人の場合、われわれの年齢に近くならなければそのような話題が出てくることは稀である

ここ何年かでそのことを感じていた

それぞれ哲学する時期に入っているとどこかで思っているのだろうか

勿論、そんなことはどこ吹く風という方も多いのではないかと思うが、、、


それに比べて、欧米の方はいつでもどんな話題にも付いてくる

常に疑いを持っているのか

そのために考えることになるのか

そして、考えていることを言葉にするのに慣れている

ロゴスの文化、会話の文化と言ってよいのかもしれない

なので、話していて飽きない

自らを、そして自らを取り巻くものを相対化する作業を小さい時からやっているのだろうか

振り返る作業を蔑にしていないように見える

これはわれわれが弱いところではないかと昨夜は感じた


ところで、久し振りのデービッドさんからは興味深い小説を書いているマレーシアの作家を紹介された

Tan Twan Eng (Penang, 1972-)

二つの小説の感想を聞かせてほしいとのこと


The Gift of Rain (2007)

いずれも第二次大戦中の日本軍によるマラヤ占領が背景になるようだ

今は小説を読む時間はなさそうだが、その時が来たら感想を伝えたいと思っている


今回初めてになるウェスターマークさんにわたしのことをデービッドさんが紹介していた

パリで哲学をやるなんていいですね、とはウェスターマークさんの反応

ご自身も興味があるようで、単なる儀礼の言葉ではないように感じた

 そこにヨーロッパ人を見た

などと言うと、お前はすぐに個別から普遍に飛ぶ、というフランシス・ベーコンさんの声が聞こえるようだ




Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire