今日は、第8回サイファイ・カフェSHEの2日目であった
今日もディスカッションは密な繋がりを見せ、懇親会でもそれが続いていた
しかし、昨日との違いにも気が付いた
それは、同じ材料を提示した後に立ち上がるディスカッションの内容の違いであった
参加者によって全く別の世界が広がるという、考えれば当たり前のことに感動したのである
昨日は統計や確率などが飛び出し、科学の方法論を中心とした科学的な内容が多かったような印象がある
今日は宗教(仏教やキリスト教)や生命の誕生の説明に関連する話が多かったように記憶している
それ以外の話も出ていたが、最初の印象が記憶の前面に残ったためかもしれないのだが、、、
わたしの役割は、事実を提示すること
それを広げ、深めるのは参加者の役割
参加者が「考える」という作業を担当しているとも言える
この関係はわたしの理想とするもので、少しずつそこに向かっているようでもある
今回も話題になった進化は、そもそも偶然が支配するopen-endedな過程と考えられている
その時点での条件に向き合うことを続けている先に、何が出てくるのか分からない
それが生命の持つ創造性にも繋がるのだろう
この会も生き物のようなもの
方向性を持たない進化の道を辿ることで良いのだと思う
これは、理想に向かっているとする上の感想と一見矛盾するようにも見える
こう考えれば、問題はなさそうだ
上の理想は行き先そのものではなく、そこへの行き方に関わるものである
歩き方は覚えつつあるが、それはどこに向かうのかを決めることとは関係はない
しっかり歩くことを続けているうちに、思いもよらないところに辿り着く
そのイメージでよいのではないか
それが面白そうである
それこそが、この生き物を十全に生かす道になるのではないか
原宿・渋谷間で人が線路に飛び出し、30分ほど足止めを食らった後にこんな考えが巡っていた
年末のお忙しいところ、参加された皆様に感謝いたします
次回は、来年の夏以降になる予定です
ご理解のほど、よろしくお願いいたします