lundi 1 décembre 2014

用事を終え、パリのカフェで日本を想う


今朝は早く目覚める

午前中、街に出る

予定されていた用事の他、不在の間に届いた手紙に応えるものや思い出したものなどを片付けるため

用事を一つ片付ける度に満足感が訪れる

本当にどうということのないことだが、それで満足するのだから楽である

久し振りのパリは、やはり良い

用事がひと段落したところでカフェ2軒

何が違うのだろうか


今日も興味深いことがあった

街で仕入れた哲学雑誌をカフェで読む

現代社会の制約に身を委ねがちになる状況から如何に自由になるか、という特集がある

丁度その時、レイ・チャールズの "Unchain My Heart" が流れてきた

久し振りである

そして、対談記事を読んでいると先日の PAWL で取り上げた哲学者が出てくる

われわれを幸福から遠ざける抑制の効かない欲望

そこにエピクロスというガイドが現れる、という流れである


今回の日本滞在で、大都市が物と機会に溢れていることに改めて驚く

どこに行っても新しい高層ビルが建ち、洒落たお店で溢れている

しかし、なぜか心の深い悦びとは別次元の出来事に見えるのだ

勝手な想像だが、心の表層での動きで留まっているように見えるのである

人間を、そして自らをどこまで突き詰めて観ようとしているのか

それが抜け落ちていると、制約だけが先に肥大化してしまうのではないか

人間が社会に先行することができず、社会が人間を弄ぶ結果になってしまう

根本には、われわれ自身が原因になっているこの問題がありそうである










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