vendredi 27 septembre 2013

パリに戻って1週間、「サイファイ研究所 I for SHE」 を立ち上げる


日本から戻って、ほぼ1週間

帰国の度に、科学の成果に哲学的考察を加える「サイファイ・カフェSHE」を開いている

今回、この姉妹店を出してはどうかというアイディアが浮かぶ

哲学の蓄積から人間存在を考える「カフェフィロ・ポール(PAWL)」と名付ける予定の場である

PAWLは、ピエール・アドーさんの『生き方としての哲学』 の英訳 Philosophy As a Way of Life の頭文字

この機会に二つのカフェをまとめる場として、「サイファイ研究所 I for SHE」 を設けることにした

I for SHE は Institute for Science & Human Existence の略だが、「彼女のためのわたし」という意味にもなる

この研究所で取り上げる科学、医学、哲学、歴史、宗教、さらに人間存在までもが、フランスではすべて女性

すべてがうまく収まったと感じている

ご批判、ご理解、ご協力をいただければ幸いである



2年前の夏、サイファイ・カフェSHEの前身「科学から人間を考える」試みを始めることにした

これも日本からパリに戻って1-2週間の一瞬のことであった

なぜなのだろう

今のところ、こう考えている

日本の様子を観、いろいろな方と接触する過程で感じ取ったすべてのもの

それが無意識のうちにわたしのどこかに働きかけていたのではないか

その「どこか」とは、それまでわたしが感じ、考えていたもの溜まっていたはずのところである

そこにほんの少しの力が加わり、一つの形として流れ出したのではないか


場所を変えること

それは意識される変化を齎すだけではなく、目に見えない影響を与えている可能性がある

その影響がいつ顕われるのかは、わからない

それに気付くのは、こういう時なのだろう

そこが面白い


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(dimanche 29 septembre 2013)

この週末、Institute for Science & Human Existence と同じ名前の組織があるか検索してみた

わたしがやった範囲では、なさそうである

もしそうならば、世界初の研究所ということになる

それが名前だけに終わらないようにしたいものである





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