lundi 18 juin 2012

「エポケー」、あるいは5年ぶりの 「先送り」 再再々考



今日のビブリオテーク
古代ギリシャの懐疑派が用いたエポケーという方法が出てきた
フランス語では Épochè、英語では Epoché となるようだ
元々は 「止める、中断する」 ことを指しているが、哲学の領域では 「判断の保留」 を意味する
 この言葉に触れた時、7年前に始まる先送りについての思索の跡を思い出していた

先送り Esprit critique (2005-06-04)
「先送り」 再々考 (2007-09-24)

2005年には、自らの先送りの癖を批判的に見ている
その1年後、皆さんとお酒を飲んでいる時、先送りは必ずしも間違っていないのではないかという考えが浮かんでくる
一瞬のことであった
さらにその1年後、モンテーニュさんの懐疑主義と重なっていたことを知る
それから5年経った今日、再びこの問題が顔を出したことになる

わたしが気付いた問題は、2000年以上前から人類が考えていたことだったのである
すべてはわれわれの祖先によって考えられているはず、と考えている者にとっては驚くに当たらない
ただ、その声を聞かずに自分で見つけ出した時には仄かな悦びが訪れる
これはわたしが好む予習をしないで出かける旅に似ている
そこではすべてが自分の発見になるからだ
勉強嫌いにはそれが一番向いているとも言えるのだが、、、




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