lundi 28 mai 2012

デルフト到着


今日の午後、オランダはデルフトに到着
パリ北駅から2時間半でロッテルダム
そこから切符を買うと1.80ユーロ
10分程度の都市線であった

オランダと言えば、学生時代にアムステルダムに一度来ただけなので久しぶりである
デカルトさんが20年もの間隠れていたオランダ
スピノザ家が異端審問厳しきポルトガルから逃れてきた自由の国オランダ
そこで少しの間、時を過ごしてみようという魂胆である
 
 
染み付いた記憶では、オランダと聞くと自転車となる
そのせいかどうか、駅周辺の自転車の姿には目を見張る
日本でも駅の乗り捨て自転車が問題になっていたようにも記憶しているのだが



 ホテルは駅前を少し歩かなければならないものと思っていたが、目の前にあり嬉しくなる
こじんまりとした落ち着いたホテルだ
早速、周辺の散策に出た



ロッテルダムとハーグの間にあるデルフト
この町もこじんまりしている
今日は Lundi de Pentecôte (聖霊降臨祭の月曜日)で祝日なので、ほとんどのお店は閉まっている
しばらく行くと、小さな運河が現れた
なかなか雰囲気が良い
運河沿いに歩くことにする
  



それにしても何と形容すればよいのだろうか
今のところ、静かで peaceful としか言いようがない
人間が町の中にしっかりといるという印象である


 

船尾に Delft と書かれた船の手入れをしている親子に会った
元は日本だが、今回はパリからだと答えると、それはお近くから、と返してくれる
写真を、とお願いすると、急いで後ろに国旗を立てていた
国民性の違いなのか、その反応に少しだけ驚くが、好ましいとも思っていた
8歳の息子さんの陰になっていて見にくいが


 水遊びをする子供たちがいたり、道にテーブルを出して語り合っている大人たちがいたりする
実に長閑な満ち足りて見える時が流れている
暫しの間、その時が消え、この風景とともにいた





この旅がどのようなものになるのか、今はわからない
今回はいつになく少しだけ調べたのだが、そのメモを忘れてきた
何かが静かに進行しているのか、やはり予備知識など無用だと思ったのか



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