jeudi 23 octobre 2014

二つのデジャヴュ


今日の午前中、新学期に向けての書類を出しに大学に向かった

今年はドクターコース3年の倍になる6年目なので、学生としては最後の年になる

これまでもそうだが、自動的に進級するわけではない

毎年、進捗状況を報告し、審査される

今回はその他に、なぜまだ大学院にいる必要があるのかを説明した手紙を要求された

La demande de dérogation という

これが認められれば、最後の学生生活を送ることができることになる


さて、このところの心象風景の変化は過去に出会ったことがあるように感じていた

一つは、科学者としての研究生活を終えることになる数年前に浮かんで来た景色である

それは、研究の海の中にどっぷりと浸かっていたところから海辺の方にゆっくり歩いているイメージである

海面から顔が覗き、「それ以外」の世界が視界に入るようになる状態とも言えるだろう


二つ目は、今日の写真にある景色を見た時に浮かんで来た感慨である

それは、不思議なことに「懐かしさ」と言えるものであった

つまり、現在を未来から見ている視線がそこにあるのである

現在が過去になっているのである

この感覚も一つのプロジェが終わりかかる頃に訪れるもので、これまで何度も経験している

これらのデジャヴュは、なぜかしっとりした感情を運んで来てくれるのである




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