mercredi 12 juin 2013

フロイトと精神分析の歴史



フロイト(Sigmund Schlomo Freud, 1856–1939)のドキュメンタリーを観る

フロイト、ユングのお二人については少しだけ触れているので、興味を持って観始める

ユングさんとフロイトさん再び (2012-06-16)

ユングの 「赤の書」 (2012-01-09)

A Dangerous Method を観る、あるいはカール・ユングという人生 (2011-12-26)

時代背景が明らかになり、貴重な映像がふんだんに盛り込まれているためか、次第に惹き込まれる

結局、最後まで観てしまった





フロイト最晩年の未完の書には、医薬品の開発が進めば精神分析は取って代わられるだろうと書かれているという

確かに、1970年代以降は精神分析は衰退に向かった

しかし、人間の性質に迫るにはフロイトの方法は未だに有効性を持っているのではないか

そんなところで終わっていた


現在、折に触れて読んでいる本の世界にも繋がる興味深い領域である

今はとても手が回らないのが残念である



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(vendredi 14 juin 2013)


 このビデオの中で、英語で話している方が二人いる

先日、最初に出てくる方の英語は流暢ではあるが、少しクセがあるという印象が残っていた
 
そして、今日見直した時、その方のお名前が目に入ってきた

"Peter Gay"

この名前を見た時、「ひょっとして」 と思い本棚に行くと、嬉しいことにその本が現れた

なぜか日本から持ってきた Freud: A Life for Our Time (Norton, 1988)

800ページを超える初版のハード・カバーである

表紙にはバーンズ・アンド・ノーブルの小さなステッカーが付いていて、25ドルから20ドルに値引きされている

 当時は本との出会いには無頓着だったので、購入日の記載がない

おそらく、ニューヨークを訪問した折に、マンハッタンの五番街の店で手に入れたものだろう

ぼんやりとその時の様子が浮かんでくる

もちろん、読んだ形跡はない

興味はあったが、読む余裕などなかったのだと思う


ピーター・ゲイさんのことをウィキで調べてみた

1923年にベルリンに生まれたユダヤ人

 1941年にアメリカに移住、5年後にはアメリカ国籍を取っている

 生まれた時の名前は Peter Joachim Fröhlich だったが、Fröhlich (英語では happy) を Gay に変えたとのこと

デンバー大学、コロンビア大学で教育を受け、コロンビア大学とエール大学で教え、1993年に退職している



こんな具合に 「いま・ここ」 と繋がる形で25年前になろうかという過去が蘇ってくるこの感覚

形容の仕様がない静かな悦びである




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